
みなさんは便秘に悩んでいませんか?不規則な生活や食生活の乱れから、慢性的な便秘に陥っている人も少なくありません。便秘は肌荒れや体のだるさなど、様々な不調の原因にもなります。そこでおすすめなのが、手軽に食物繊維を補給できるドライフルーツです。
【ドライフルーツの魅力】
ドライフルーツは、生の果物から水分を抜いて作られています。この過程で、栄養素がギュッと凝縮されるのが大きな魅力です。特に、食物繊維は水分が減ることで相対的に含有量が増加し、少量でも効率よく摂取できます。
食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維の2種類があります。
水溶性食物繊維は、水に溶けてドロドロのゲル状になり、便を柔らかくしたり、腸内の善玉菌の餌になったりすることで、腸内環境を整える働きがあります。一方、不溶性食物繊維は水分を吸って膨らみ、便の量を増やして大腸を刺激し、ぜん動運動を活発にする効果が期待できます。ドライフルーツには、この両方の食物繊維が含まれているものが多く、便秘解消に理想的な食品と言えます。
【便秘解消に効果的なドライフルーツ】
数あるドライフルーツの中でも、特に便秘解消に役立つとして知られているものをいくつかご紹介します。
・プルーン
食物繊維が豊富で、特に不溶性食物繊維が多く含まれます。また、整腸作用があると言われるソルビトールという糖アルコールも含んでいるのが特徴です。
・イチジク
プチプチとした食感が特徴で、不溶性食物繊維を多く含んでいます。腸を刺激し、便通を促す効果が期待できます。
・レーズン
水溶性、不溶性の両方の食物繊維をバランス良く含んでいます。手軽に食べやすいのも魅力です。
これらをいくつか組み合わせて食べるのもおすすめです。
【効果的な取り入れ方】
ドライフルーツは栄養が凝縮されている分、カロリーも高めなので、食べ過ぎには注意が必要です。1日に食べる量の目安を決め、間食や食事に上手に取り入れましょう。
・ヨーグルトにプラス
ヨーグルトの乳酸菌とドライフルーツの食物繊維を一緒に摂ることで、より高い整腸作用が期待できます。一晩漬け込んでおくと、ヨーグルトの水分を吸って柔らかくなり、食べやすくなります。
・そのままおやつに
少量ずつよく噛んで食べることで、満腹感も得やすく、間食の置き換えにもなります。
・食事のトッピングに
サラダやシリアルのトッピングにするのもおすすめです。
また、食物繊維を効果的に働かせるためには、十分な水分補給が非常に大切です。特に不溶性食物繊維は、水分と一緒に摂らないと便が硬くなる原因にもなりかねません。ドライフルーツを食べる際は、意識して水分も補給するようにしましょう。
手軽でおいしいドライフルーツを食生活に取り入れて、スッキリとした毎日を目指してみてください💡

本記事はBLUEM代表の佐藤元紀が監修しています。新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科卒。健康運動指導士、健康運動実践指導者の資格を取得し、豊富な指導経験と独自のトレーニング哲学で多くの顧客の理想的な体型維持をサポートしています。安心・正確な情報提供に努めています。





