
健康的な体作りを目指す上で、朝食は一日のエネルギー源となる大切な食事です。特に筋肉の材料となるタンパク質をしっかり摂りつつ、余分な脂肪を抑えたメニューはダイエットやボディメイク中の強い味方となります。今回は忙しい朝でも手軽に作れる、高タンパクかつ低脂肪なサラダボウルのレシピ案をご紹介します。
【朝食サラダの利点】
朝にタンパク質を摂取することは、睡眠中に低下した体温を上げ、代謝のスイッチを入れるために有効です。また野菜に含まれる食物繊維を一緒に摂ることで血糖値の急激な上昇を抑え、午前中の集中力を維持しやすくなります。サラダボウルという形式なら、肉や魚、豆類などのタンパク質源と野菜をひとつの器で効率よく食べられるため、洗い物が少なく済むというメリットもあります。
【蒸し鶏の彩りサラダ】
もっとも基本的で失敗のない組み合わせが鶏むね肉を使ったサラダです。皮を取り除いた鶏むね肉を酒蒸しにするか、市販のサラダチキンを利用します。これにブロッコリーとミニトマト、パプリカを合わせることでビタミン類も豊富に摂取できます。ドレッシングはノンオイルのものを選ぶか、レモン汁と塩コショウ、少量のオリーブオイルでシンプルに味付けをするのがおすすめです。噛み応えがあるため満腹感も得られます。
【ツナと豆のダラダ】
包丁を使わずに準備できるのが、ツナ缶とミックスビーンズを使ったレシピです。ツナ缶は必ずノンオイルの水煮タイプを選んでください。レタスやベビーリーフなどの葉物野菜をボウルに敷き詰め、その上に水気を切ったツナと豆類をトッピングします。豆類は植物性タンパク質が豊富で腹持ちも良い食材です。仕上げにゆで卵を半分に切って乗せると、見た目も華やかになりタンパク質量もさらにアップします。
【豆腐と海藻の和風サラダ】
さっぱりとした朝食を好む方には、豆腐をメインにした和風サラダが適しています。木綿豆腐を使うとタンパク質含有量が高くなり崩れにくいためサラダに向いています。乾燥わかめを水で戻し、水菜や大根の千切りと一緒に盛り付けます。豆腐の水分を軽く切ってから手で崩して乗せるとドレッシングがよく絡みます。かつお節や刻み海苔をトッピングし、ポン酢やノンオイルの青じそドレッシングをかけると美味しくいただけます。
これらのレシピを基本に、その日の気分や冷蔵庫にある食材に合わせてアレンジを楽しんでみてください。継続して食べることで体調の変化を感じられるはずです。
朝の習慣を見直してみたいと思われましたら、まずは明日の朝食に向けてコンビニエンスストアやスーパーでサラダチキンやノンオイルツナ缶を購入することから始めてみてはいかがでしょうか。

本記事はBLUEM代表の佐藤元紀が監修しています。新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科卒。健康運動指導士、健康運動実践指導者の資格を取得し、豊富な指導経験と独自のトレーニング哲学で多くの顧客の理想的な体型維持をサポートしています。安心・正確な情報提供に努めています。





