
ダイエットは食事制限や運動だけでなく、飲み物をどう選ぶかも成功の鍵を握っています。水分を適切にとることは代謝をサポートし、余計な食欲を抑える助けになります。水やお茶、スープを賢く使い分けることで、無理なくダイエットを継続するヒントをお伝えします。
【基本の水選び】
ダイエット中の飲み物のベースはやはり水です。ジュースや甘いカフェラテなどは糖質が多く含まれており、無意識のうちにカロリーオーバーになる原因となります。まずは普段の水分補給を無糖の水に切り替えることから始めましょう。
飲む際の水温も重要です。キンキンに冷えた水は内臓を冷やし、代謝を下げてしまう可能性があります。常温の水や白湯を選ぶことで、胃腸への負担を減らしながら体を温めることができます。特に朝起きた直後のコップ一杯の白湯は、腸の動きを促すためおすすめです。
【お茶の効能】
水だけでは味気ないと感じるときは、お茶を取り入れましょう。緑茶に含まれるカテキンやウーロン茶などの成分は、脂肪の代謝を助けると言われています。食事の際に一緒に飲むことで、脂肪の吸収を穏やかにする効果も期待できます。
ただしカフェインのとりすぎには注意が必要です。利尿作用がありすぎると、かえって水分不足になることもあります。夕方以降やリラックスしたいときは、麦茶やルイボスティーなどのノンカフェインのお茶を選ぶと良いでしょう。香りの良いハーブティーは気分転換になり、空腹のストレスを和らげる効果もあります。
【スープの満足感】
食事の満足度を上げるために、スープは非常に有効な手段です。温かいスープはお腹を内側から温め、満腹中枢を刺激しやすくします。食事の最初にスープを飲むことで、早食いを防ぎ、その後の食事量を自然に減らすことができます。
具だくさんの野菜スープや味噌汁を選べば、水分と同時に食物繊維やビタミンも摂取できます。噛む必要がある具材が入っていると、さらに満足感が高まります。ただし市販のスープや濃い味付けのものは塩分過多になりやすいため、むくみの原因にならないよう薄味を心がけてください。
【摂取のコツ】
水分をとるタイミングも意識してみましょう。一度に大量に飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むのがポイントです。がぶ飲みは胃液を薄め、消化不良を起こす可能性があります。
食事の30分ほど前にコップ一杯の水分をとると、空腹感が落ち着きドカ食いを防げます。また、空腹を感じたときにまず水分をとってみると、実はただ喉が渇いていただけだったというケースも少なくありません。常に手元に飲み物を置いておき、喉が渇く前に潤す習慣をつけることが大切です。

本記事はBLUEM代表の佐藤元紀が監修しています。新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科卒。健康運動指導士、健康運動実践指導者の資格を取得し、豊富な指導経験と独自のトレーニング哲学で多くの顧客の理想的な体型維持をサポートしています。安心・正確な情報提供に努めています。





