
「痩せたいから今日からサラダだけにする」という考えは、一見するとダイエットの近道のように思えます。しかし、良かれと思って始めたこの習慣が、実は太りやすい体質を作る原因になっているかもしれません。なぜサラダだけの食生活がリバウンドを引き起こすのか、その落とし穴について解説します。
【代謝の低下】
野菜中心の生活にすると摂取カロリーを大幅に抑えることができます。しかし、極端なカロリー制限が続くと、体はエネルギー不足を感じて省エネモードに切り替わります。少ないエネルギーで体を維持しようとするため、脂肪を燃焼しにくい状態になってしまうのです。この状態で元の食事に戻すと、エネルギーを消費できない体は余った分を脂肪として蓄えてしまい、結果としてリバウンドを招きます。
【筋肉量の減少】
サラダだけで済ませる食生活で最も不足しがちなのがタンパク質です。筋肉の材料となるタンパク質が足りなくなると、体は筋肉を分解してエネルギーを補おうとします。筋肉量が減るということは、何もしなくても消費される基礎代謝が下がることを意味します。野菜に含まれるビタミンや食物繊維は大切ですが、それだけでは健康的な筋肉を維持することはできません。
【栄養不足の罠】
「食べているのに栄養不足」という状態が、サラダだけダイエットでは起こりやすくなります。特に脂溶性ビタミンの吸収には少量の油分が必要です。ノンオイルドレッシングだけで生野菜を食べていると、せっかくの栄養素が十分に吸収されません。また、体が栄養不足を感知すると、脳は強い空腹信号を出します。これが反動となってドカ食いを引き起こし、ダイエットの挫折につながります。
【冷えと血行不良】
生野菜をメインに食べ続けると、内臓を直接冷やしてしまうリスクがあります。内臓が冷えると消化機能が落ちるだけでなく、体温を維持しようとして皮下脂肪を蓄えやすくなります。血行が悪くなることでむくみが現れやすくなり、見た目のシルエットが以前よりも太って見えてしまうことも少なくありません。温かいスープを取り入れるなど、体温を下げない工夫が不可欠です。
【賢いサラダの取り方】
ダイエットを成功させるためには、サラダをメインにするのではなく、副菜として活用することが重要です。鶏むね肉やゆで卵、豆類などのタンパク質をプラスし、質の良いオイルを適量取り入れることで、満足感と栄養バランスの両立が可能になります。極端な食事制限に頼るのではなく、体に必要な栄養を補いながら代謝を落とさない食べ方を目指しましょう。

本記事はBLUEM代表の佐藤元紀が監修しています。新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科卒。健康運動指導士、健康運動実践指導者の資格を取得し、豊富な指導経験と独自のトレーニング哲学で多くの顧客の理想的な体型維持をサポートしています。安心・正確な情報提供に努めています。





