
冬に食べる機会が増えるみかんは、実はダイエットの心強い味方です。甘くて美味しいだけでなく、代謝をサポートする栄養素が豊富に含まれています。今回は旬のみかんを賢く取り入れ、美味しく健康的に痩せるためのメニューとポイントをご紹介します。
【脂肪燃焼を助ける成分】
みかんにはダイエットを後押しする成分がたくさん詰まっています。特に注目したいのが、みかんの色素成分であるベータクリプトキサンチンです。この成分には内臓脂肪を低減させる働きが期待されています。また、白い筋の部分にはヘスペリジンというポリフェノールが含まれており、血流を改善して代謝を高める効果があると言われています。さらに水溶性食物繊維も豊富なので、腸内環境を整え、便秘解消にも役立ちます。
【食べる最適な時間帯】
ダイエット効果を高めるためには、食後に食べるのがおすすめです。みかんに含まれる食物繊維が水分を含んで膨らむため、満腹感を得やすくなります。また、血糖値の急激な上昇を抑える効果も期待できます。ただし糖分も含まれているため、活動量の減る夜遅い時間帯は避け、朝食や昼食のタイミングで取り入れるのが良いでしょう。1日の目安は2個程度にとどめることが大切です。
【簡単アレンジレシピ】
そのまま食べるのに飽きたら、料理に取り入れてみましょう。おすすめは、みかんと鶏むね肉のパワーサラダです。蒸した鶏むね肉、ベビーリーフ、そして房から出したみかんをボウルに入れます。ドレッシングはオリーブオイルと塩胡椒、そしてみかんの搾り汁を混ぜ合わせるだけで完成です。みかんの酸味が鶏肉の旨味を引き立て、さっぱりと食べられます。ビタミンとタンパク質を同時に摂取できるため、代謝アップに最適です。
【皮まで活用する工夫】
みかんの皮には果肉以上に栄養が詰まっています。そこで試してほしいのが焼きみかんです。トースターやフライパンで皮に焦げ目がつくまで丸ごと焼くだけのシンプルな調理法です。加熱することで甘みが増し、皮の有効成分が果肉に浸透します。皮を剥いて熱々のまま食べれば、体も温まり代謝活動が活発になります。おやつ代わりや、体が冷えやすい朝のデザートとして取り入れてみてください。

本記事はBLUEM代表の佐藤元紀が監修しています。新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科卒。健康運動指導士、健康運動実践指導者の資格を取得し、豊富な指導経験と独自のトレーニング哲学で多くの顧客の理想的な体型維持をサポートしています。安心・正確な情報提供に努めています。





